空家にかかるコストはいくら?筆者の所有する物件を基に実際に実際に計算してみた!

空き家や空き地(空き地等)は、車を所有していると、駐車場代やガソリン代がかかるのと一緒で持っているだけで、様々なコストがかかります。

場合によっては、年間30万、40万と費用がかかる場合があり、ただ所有してるだけ、という状況では本当にただの金食い虫となる可能性があります。

他の記事でも書いていきますが、私自身も空家を利活用するまでは、ただ所有してお金を垂れ流していました。

実体験も踏まえて、空き地等を所有することでかかる費用を見ていきます。

目次

年間コストを一覧表にしてみた

まずはわかりやすく一覧表にしてみました。なんと、概算で計算した金額は年間40万から100万!?大げさでしょ…と思うかもしれませんが、実際に筆者の私が空き家を活用せずに保有していた際にかかった金額や経験を次以降のセクションでお話します。

費用項目年間費用の目安備考
固定資産税・都市計画税4万〜20万円住宅用地の特例適用の有無で変動。
場所によっても大きく変動
光熱費・水道代4万〜5万円管理のための最低限の使用を想定。
草刈り・庭木剪定3万〜10万円庭の広さや植栽の量による。
修繕費5万〜30万円外壁や屋根の修理、雨漏り対応など。
火災保険・地震保険2万〜5万円保険内容や建物の構造による。
交通費3万〜10万円自宅からの距離による。
遠方の場合はとんでもない額に。
あなたの時間Priceless
15万~20万
お金に換算できない。
無理やりお金に換算するならば…
合計約40万〜100万円状況によりさらに増減あり…

固定資産税などの税金

空き地等の物件を所有していると、固定資産税という税金がかかってきます。

これは、所有する物件の固定資産税評価額によりますので、都市部の物件では高額になり、地方の物件では低額になる傾向があります。

また、場所によって(市街化区域)は都市計画税という税金もかかってきます。

あくまで参考までにイメージにはなりますが、私が所有している物件では、本当に田舎の外れにある戸建の物件(相続した物件)でも毎年4万程度、比較的都心部にある物件(空き家を活用する活動を始めてから取得した物件)では毎年10万程度がかかってきています。都内になってしまうともっと高くなる可能性があります。

また、この税金には住宅用特例という軽減措置があり、空き家の建物を壊して更地にしてしまった場合は軽減措置が受けられなくなる可能性があります。

さらに、他の記事でも取り上げますが、「特定空家」というものに認定されてしまうと、同じく住宅用特例の適用がなくなってしまい、税金が高額になります。

水道光熱費などの料金

空き家に水道も電気も不要だとおもわれるかもしれませんが、そうとも言えません。

空き家を良い状態で管理したい場合、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスの基本は掃除ですので、水道の利用は必須かなとおもいます。水道がないと掃除もできない、トイレも使えないという状況です。

経験上ですが、空き家には想像以上に埃が積もります。人が生活してないからだと思いますが、虫の死骸が転がっているなんてざらです。

拭き掃除、トイレやお風呂の掃除などで水道を利用するのはマストかなとおもいます。

また、メンテナンスに際して電源の使用が想定されます。

例えば、メンテナンスに際しての冷暖房の使用、お湯を使うにも電気が必要です、掃除機も使うでしょうし、そもそも夜間に行くことがあるならば電気が必要です。

個人的にはぶっちゃけ電気がなくてもいける(実際自分は電気なしで空き家のメンテナンスしてました)とは思います。ただ、夏は汗だく、冬は凍えるなか、暗い中拭き掃除や片付けをして、しんどかった覚えがあります。

そんな水道と電気ですが、空き家でも契約しているだけで、だいたい月3,000円~5,000円くらいかかってしまうイメージです。年間だと36,000円~50,000円ほどでしょうか。

こちらも月3,000円~5,000円とはいえ積もるときついですよね。

雑草や家の周りの木々の管理

こちらも見落としがちですがコストがかかります。

なかなか忙しい、管理する物件が遠方となると、やはりメンテナンスを頼みたくなるのが普通ですよね。

春から秋にかけては雑草とり、冬は落ち葉の処理やのびた枝の剪定などです。雑草はイメージがつくかもしれませんが、落ち葉は以外に思った方もいるかもしれません。私も最初そうだったのですが、私自身一度管理していた空き家の近所の方から落ち葉のことでクレームをうけたことがあります。

「お宅の落ち葉が風に吹かれて庭に入り込んでくる、家の駐車場や前の道路にもたまってしまって、いつもそれを掃除してるから、木をきるかちゃんと管理するかして欲しい」というものでした。

近隣の方から迷惑がられたり、恨まれたりしないためにも必要なコストなんですよね。

私の経験では、どれくらいの庭があるかによりますが、家の掃除と合わせて上記の手入れを外注したとすると、おそらく安くても一回あたり25000円で年間6回頼めば、それだけで150000円です。

これらを自分でやることもできますが、見落としがちになるのが、それで自分の貴重な時間が失われるということです。

修繕費

こちらも古い空き家に特有だと思いますが、だれも住んでいなくても家は痛んでいくので、必ず修繕箇所が発生します。

私が管理していた空き家では、ある日物件のメンテナンスをしに物件に向かい、雨戸をあけて、雨戸を収納する戸袋に納めたとたん、その戸袋の底がぬけ、雨戸がしめられなくなるということがありました。

それにかかった修繕費は約10万円。台風の時期も近かったですし、雨戸がしめられないのは管理上、防犯上良くないとおもい、本当に痛かったですが、泣く泣く出費しました。

火災保険・地震保険

これも見落としがちな空き家維持にかかるコストです。火災保険への加入は任意ですが、火災や風水災があったときのために加入しておくのが無難です。

火災などが場合などは被害や掛金に応じて建物を再建築するための費用、修理するための費用が支払われます。

そんなこと滅多にないし保険なんて…と思う方は痛い目をみる可能性があります。

ポイントは風水災まで保証をつけることができる点で、火災はそこまで起こらないかもしれませんが、台風に関する被害は本当なら多いです。

これは空き家ではなく、私の賃貸物件での経験ですが、台風により、屋根が破損し、雨漏りが生じた物件があり水浸しになってしまったのですが、修理の見積もりをとってびっくりなんと50万円でした。

この物件、火災保険なら入っていたおかげで全額補填されたのですが、そうでなかったたら全額自己負担になっていたところでした。

古い物件で台風による屋根の損傷は普通に確立の高い事象としてありえます。

保険料ですが、保証内容により異なりますが、私が築古の戸建で賃貸物件などの場面で適度な保証内容で加入しているものは、年間で4万円程度になります。

交通費

こちらも見落としがちですが、管理する空き家が家のすぐ近くにあれば良いですが、だいたい実家を相続したという場合などは遠方になることが多いです。

幸いにも私が管理していた空き家は車で1時間弱のところにあったのですが、そうであっても以下のような費用がかかっていました。

高速道路の往復2500円、ガソリン代往復約2500円これを年に6回ほどで30000円ですね。

ただし、これはメンテナンスを外注した場合はかからない費用かもしれません。

あなたの時間…

これは皆さんコストとして認識しずらい部分なのかもしれないですが、私的に一番しんどかった部分になります。

空き家を活用せず、何の利益や生産も生まない場合、空き家を管理するという行為は本当に自分の時間が生産的に使われない、ただ単に、他人に迷惑をかけたくないから最低限のことをやる…といった消極的な活動に使われる時間になってしまいます。

相続した物件を活用せずに保有だけしていた時には、私は年に6回ほど空き家の管理に訪れていましたが、せっかくの土日のうちの一日の半日以上を割いて(朝から行って、換気して中の掃除して、お昼ご飯を周辺で食べて帰ってくるともう15時とかになっている…そりゃ移動だけで2時間くらいかかりますからね。。)いました。

年にたった6日…と思いますが、5年間それをくりかえしたら、30日間、つまり1か月は空き家の管理だけしかしていない…ということになりかねません。一か月時間あったら他に何ができるでしょうか。人生は有限です。家族と時間を割いたり、出かけたり旅行をしたり、相続した空き家のことなど考えずにストレスなく色々できたはずです…

時間はPricelessですが、無理やりお金に換算してみましょう…私の時間単価が仮に5,000円だったとしましょう。一回の管理あたり6時間はかけていました。1回あたり30,000円、年間180,000円の計算になります。

まとめ

空き家はメンテナンスをするだけでこれだけの時間がかかります。

仮に空き家を持っているのにかかる年間出費が30万円だったとすると、5年間ただ持っているだけで150万円ものお金がいつのまにかお財布から羽を生やして逃げていっているわけです。

放置する、ただ持っているというのは誰にとっても得になりません。空き家を所有してしまったらできるだけ早く利活用や売却を考えるべきなのです。

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この記事を書いた人

空き家・空地を相続したことでこれらの問題について考え始めました。司法書士や不動産関連の資格を複数保有しております。

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